THE WORLD - Tokachi | 障がい者の創作活動の⽀援、展覧会の開催及び作品の販売等

SEIZE THE DAY「THE WORLD」Report-38

神に祈りが届いてしまい大ピンチに!
今までの人生で、これほど雨を願ったことがあっただろうか。朝、カーテンを開けてどしゃ降りだとついホッとしてしまう自分がいる。「今日は不可抗力」「罪悪感なし」「二度寝できる」…そんな夢を見るのだが、現実はそう甘くない。

雨の日の午前中は、庭掃き、トイレ掃除、お風呂掃除、掃除機かけ。午後は母を連れて買い出し。残った時間で山積みの事務作業。自分だけが2倍速で動いているような感覚。

本当は雨も週1くらいが理想。畑に出られない日が続くと、作業はどんどん遅れ、取り戻すには何倍もの労力が必要になる。今年はまさにそんな夏でした。もう今月末には秋風が吹き始めます。頭の中で「終わた!」と聞こえてくるのですが、夏を巻き戻すことは不可能なわけで、自然相手に諦めが肝心。ということを学んだのでした。

そんな中、今年は変な実験をしてみました。顔にはたっぷり過ぎる日焼け止めを塗り、耳だけどこまで焼けるのか?作業着と手袋の隙間も腕時計のあとのように真っ黒に日焼けして、頑張った証な気がしています。しかも最近は、畑に来るおじいさん達への指導をしています。倉庫の掃除、ゴミ分別、道具や軽トラを使った後はきれいに戻すこと――。最初はムスッとしていた彼等ですが、諦めずに言い続けてみたら、少しずつ変わり始めています。

一方で姉は、雨が続くほど畑が心配になり、「畑に行きたい!行かなければ!待ってろ畑!」と毎晩のように畑の夢を見るそうです。先日も寝ながら大声を出し、飛び起きた私は、「お姉ちゃん!どうしたの?家だよ、家!」。迷惑千万な姉ですが、凄まじいド根性で早朝から一人畑で黙々と作業することもあります。

何年か前の話ですが、その日は姉が一人で畑作業をしなくてはならず、私が早朝車で送って行ったのです。広大な農地に姉一人を置いていくことが辛過ぎて、窓越しに手を振る姉を見て、思わず号泣したことがありました。今となってはWHY?案件なわけで、姉の出張時には、私も一人で農作業の日々です!

引きで見ると天国。 寄せで見ると地獄。
畑をそんなふうに語る私たちは、遠目には健気で頑張り屋。
近くで見ると、かなりおかしな姉妹なのかもしれません。

それでは今月も、
“SEIZE THE DAY – 今を生きろ”

一般社団法人Arts and Creative Mind 代表理事 杉本志乃
理事 萩中華世

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